腰痛の原因

腰痛の80%は、西洋医学では原因不明です
調査によると、約半数の方が、1年以内に何らかの腰痛を経験したことがあります。このように多くの人が苦しんでいる症状なのですが、その80%は整形外科的には原因不明とされてしまいます。原因がわからないため、対症療法として、症状を抑えるだけの処置、つまり、痛み止め、血行をよくしたり、筋肉をゆるめたりする薬がでるだけで、原因の解決は行われません。そのため、しばらくすると、また腰痛がぶり返すことになります。
ほとんどの腰痛は、「病気」ではなく、筋肉や関節の「働き方の異常」が原因です
実は、「原因不明」の腰痛の98%は、腰りや股関節などの関節や筋肉が、悪い姿勢や使いすぎ、身体のゆがみによって疲れ切ってしまったり、かちかちに凝り固まってしまった結果、本来の機能を果たせなくなり、腰全体が「機能的な問題」を起こしていることが原因なのです。つまり、筋肉や関節が、「病気」で変化したのではなく、疲れなどで働きがおかしくなっている状態ですから、いわゆる「病気」の範囲に入らないので、整形外科では「原因不明」となってしまうのです。
カイロプラクティックで、身体のゆがみを取り、筋肉のバランスを整えると解消する
一方、カイロプラクティックは、身体のゆがみや筋肉のバランスに着目し、無理のかかっている筋肉をゆるめ、弱くなっている筋肉を強くします。
筋肉バランス調整
筋肉のバランスを検査し、調整していきます。
身体のゆがみを取り、関節や筋肉のバランスと位置を調整し、身体の本来の機能を回復させ、「機能の異常」である、腰痛を根本から解決します。
SOT調整法では、三角ブロックを使って、骨盤と背骨のゆがみを矯正します。痛みもなく、安全で、効果の高い治療法です。
骨盤・背骨の調整
骨盤の下に、矯正用の三角ブロックを差し込むところです。横になっているだけで良く、痛みはありません。
しつこい肩こりや背痛・首痛も、ほとんどが、身体のゆがみや、筋肉のバランスの崩れが原因です
実は、肩こりや背痛・首痛などの、慢性・急性の痛みについても、同じように身体のバランスが崩れて、機能の異常を起こしていることがほとんどなのですが、別のページで説明いたします。

詳しい説明とカイロプラクティックによる治療法

腰痛は身体からのメッセージ
腰痛の多くは、日ごろの悪い姿勢、立つときや座るときの間違った身体の使い方、仕事での無理な身体の使い方(長時間同じ姿勢で座って仕事をしたり、前屈みになっていたり)が、積み重なったものです。
「これ以上無理をすると、筋肉や関節が壊れてしまう!もう動かないで!」という、身体からの訴えなのです。ですから、その声に耳を澄まさず、その場しのぎの痛み止めや湿布をしていると、大きなツケを払うことになりかねません。
悪い姿勢やゆがみから腰痛になる仕組み
腰痛になった方の身体を調べると、ある筋肉は固く、短くなり、他の筋肉は、弱く伸びきってしまいます。そのように筋肉バランスが崩れてしまうと、背骨や骨盤がゆがんできます。人間の身体は、ゆがみや機能異常を、何とかして他の筋肉や関節を働かせて代償しようとします。その結果、ゆがみは、その周囲の筋肉にも負担をかけてしまうのです。
このようにして、疲れやゆがみがどんどんたまり、広がっていくと、ついには激しい痛み、炎症を起こします。これが腰痛です。
身体のゆがみと、誤った身体の使い方が根底にありますので、マッサージなどで一時的に楽になっても、すぐにつらさや痛みがぶり返してしまいます。
治らないままに、ダラダラとその場しのぎの方法で症状をだましていると、最後にはヘルニアなどの、重篤な症状につながりかねません。
カイロプラクティックによる治療法
カイロプラクティックは、身体の「ゆがみのパターン」を調べ、筋肉の強さと長さの状態を確かめた上で、独自の理論と治療法に基づいて、治療を進めていきます。
足の長さ
足の長さを検査しているところです。
筋肉のバランスを回復し、背骨や骨盤を正しい位置に調整すると、腰から背中全体の緊張が解け、身体がリラックスしていきます。筋肉や関節、そして、神経の循環が良くなり、たまっていた疲れが取れていきます。何回かの施術のあとには、良い状態が定着して、すっかり楽になります。
女性の腰痛の8割以上が、骨盤のゆがみ、機能異常から
ゆがみの中でも、特に、女性の腰痛の8割以上は、骨盤のゆがみ(仙腸関節の機能異常)が原因です。仙腸関節の異常は、画像診断では発見できず、カイロプラクティックの検査が必要です。仙骨後頭骨調整法が、もっとも効果的である症状の一つです。胃腸の不調、生理痛、冷えなど、様々な症状を伴うことが多いです。
骨盤と背骨の調整
検査に基づいて、骨盤の下に、調整用の三角ブロックを差し込むところです。多くの慢性腰痛、ぎっくり腰が、この調整で軽くなり、治癒に向かいます
また、仙腸関節炎と言って、骨盤内の関節である、仙腸関節が炎症を起こしている状態も、腰痛や坐骨神経痛に似た痛みを引き起こします。症状が椎間板ヘルニアと似ていますが、画像診断では見つけることができないため、注意が必要です。
急性の腰痛、ぎっくり腰
ぎっくり腰(急性腰痛)も、それまでに積み重なった筋肉の疲労が、もともとの下地となっていることが多いため、再発を防ぐには、筋肉バランス、背骨の状態の改善、姿勢改善が必要で、仙骨後頭骨調整が特に有効です。
痛みの激しい時期には、炎症が起きていますので、暖めるのは避けます。SOT調整法で骨盤のゆがみを取り、背中とおなかの深いところの筋肉の異常な緊張をとると、その場でとりあえず歩けるようになることが多いです。(絶対とは言えませんが、かなりの方が歩けるようになって帰られます。)
SOT調整法
SOT調整法で、骨盤と背骨を調整している様子です。痛みもなく、安全で、効果の高い治療法です。
安静にしていられない方には、痛みがぶり返したときに使う、お守りの「ゴムベルト」をお貸しします。巻き方はその場でお教えします。あまりに痛いときは、巻いたまま帰ってください。
普通は、2~3日後に2回目の来院をお勧めします。状況によっては、翌日、あるいはその次の日に来ていただいた方がよいこともあります。
急性期が過ぎたところで、再発を防ぐために、身体のゆがみと筋肉のバランスの崩れをとっていきます。ひとりひとりの体調に合わせた「ゆがみ取り体操・筋力アップ体操・ストレッチ体操」などをお伝えしますので、自宅で毎日やっていただくとさらに効果的です。良くなってきたところで、再発を防ぐために、身体の使い方、姿勢などを指導します。
コリの親玉「トリガーポイント」
コリの親玉である、「トリガーポイント」ができていて、痛みの原因になっていることも、たいへん多いです。困ったことに、痛い部分とは少し離れたところに、トリガーポイントが隠れていることが多いのです。ですから、筋肉の深いところに「トリガーポイント」というコリの親玉ができてしまうと、通常のマッサージで痛いところをいくらほぐしても、痛みが改善されません
注意深く触診すると、筋肉の中に、パチンコ玉からウズラの卵くらいの大きさの痛みの巣ができていて、押されると痛みが広範囲に広がるのが特徴です。糸やひものように繊維化した状態もあります。
しばカイロでは、手技によって筋肉をゆるめた後、超音波をトリガーポイントに照射します。小さいものは一度で、しつこいものでも数回で解消することがほとんどです。
腰に超音波
腰に超音波を照射している様子です。
内臓・背骨などの問題が隠れていることも
このような姿勢や身体の使い方が原因の腰痛では、通常、痛みが楽になる姿勢があります。どのような姿勢をとっても痛みが和らがないときは、膵臓や腎臓などの内臓から来る痛み、あるいは背骨の異常(椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症)などの重症の痛みである場合がありますので注意が必要です。
このような、内臓の調子などで起きる腰痛は、全体の5パーセント以下と言われています。カイロでは、腰痛が一ヶ月以上も続いていないか、安静にしていてもずっと痛かったりしないか、どんな姿勢をとっても楽にならなかったりしないか、痛みの起きる範囲はどこか、しびれや感覚異常がないか、筋肉の力が異常に落ちていないか、など、慎重にお話を伺い、調べていきます。

症状の改善例

慢性の腰痛→肩こり
武蔵野市の30代女性。何となく腰が重く、身体のゆがみの自覚もあって、来院された。
骨盤にゆがみがあり、また、背中全体に緊張があった。骨盤矯正、背骨の調整を行うと、背中の筋肉の緊張が取れたため、1回目の施術では、姿勢指導をして終了した。
2回目の施術の際、腰は楽になったが、肩が気になり始めた、とのことで、引き続き骨盤と背骨の調整を行い、股関節のストレッチをすると、若干猫背気味だった背中が伸び、正しい姿勢が取れた。身体のゆがみの反応もなくなり、2回で完了となった。
慢性の腰痛
豊田市の30代男性。以前から腰の重だるい感覚があったが、最近になって、朝起きるときに激しく痛むようになり、マッサージでも楽にならず、異常を感じて来院された。
背骨の腰の部分を押すと痛みがあり、体が右に傾斜していた。右の股関節が固く、腰の不快筋肉が固く短くなっていたため、筋肉バランスを整えた上で、骨盤と背骨を調整した。1回の施術でかなり楽になり、「腰が立った感じがする」との感想だった。
2回目以降の施術でも、身体のゆがみを取ることで背骨の負担を軽くし、右股関節周囲の筋肉バランスを整えることで、症状は軽くなり、5回の施術で完了となった。
ぎっくり腰
三鷹市の50代女性。ぎっくり腰で、動けなくなったが、翌日にどうしても出かけなくてはいけない用事があり、歩けるようにしてほしいと、来院された。
首の一番上の骨がずれていたため、ソフトな手技で調整をしたところ、腰痛はなくなった。急ぎの用があり、1回目の施術はこれで終了した。
2回目の施術では、骨盤と背骨の位置を調整し、また、両ひざの半月板の状態が悪いため、超音波深部マッサージを行った。簡単なゆがみ取り体操をお伝えした。
3~5回目の施術で、骨盤の状態は改善し、ご自身でも「とても歩きやすくなった」(患者さん)ことを自覚されるようになった。腰痛予防の体操と、姿勢の指導をし、治療完了となった。
慢性腰痛、生理痛、ぎっくり腰寸前
三鷹市の30代女性。慢性腰痛があるが、数日前からぎっくり腰寸前で、何かの拍子にギックリ行きそうでこわごわ来院。
骨盤のゆがみが大きく、また腰の筋肉にトリガーポイントがあった。また内転筋群が緊張していた。手技によって緊張しすぎた筋肉をゆるめ、バランスを回復した。三角ブロックによって、骨盤と背骨を矯正すると、腰と背中の筋肉がゆるんだが、トリガーポイントが残っていたので、超音波を照射しほぐしきった。
施術後はたいへん楽になったようであったが、無理をしないように、気をつけるように指示した。仕事の関係で、1週間後に2回目の施術になったが、経過は良好で、痛みはなくなっていた。さらにもう一回の施術の後、腰痛予防の体操と、姿勢の指導をし、治療完了となった。
ぎっくり腰
府中市の40代男性。2日前にぎっくり腰になり、休み明けの会社を休めないので、出社できる状態にしてほしいと、来院された。
腰のまわりの筋肉が、長時間のオフィスワークによって固くなっており、筋肉のバランス調整によって、過緊張をとっていった。もともと、運動をされていた方なので、筋力に問題はなく、筋力調整によって、ほぼ痛みはなくなった。三角ブロックによって、骨盤のゆがみを取ると、すっかり大丈夫になったので、腰痛を再発させないための、注意点をお伝えし、治療完了となった。
慢性の腰痛、側湾症
西東京市の50歳代の女性。立っているだけでつらく、腕が上がらない、立つときに腰が痛む状態で来院された。
左の腸腰筋が極度に固く緊張しており、左足が8センチ程度短くなっていた。両足の太ももの筋肉、お尻の深部筋に強い緊張があった。腰椎が極度に側湾し、後ろに飛び出た状態であった。
腸腰筋、大腿四頭筋、ハムストリング、梨状筋をリリースすると、直ちに腰が伸び、身長が高くなった。
仙骨後頭骨調整法で骨盤と脊柱の矯正を行うと、腰痛が軽くなった。続いて、上部頚椎の調整をしたところ、腰痛はなくなった。
自宅でできるストレッチと体操を指示し、しばらく間を詰めて来院いただくようお願いした。
十分に運動できる状態まで回復したので、3週間目から、週1回のペースに変え、自宅での体操を徐々に増やし、自己メンテナンスできるよう指導した。

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