カイロプラクティックとは

科学研究に基づく自然療法
カイロプラクティックは、科学研究に基づいた自然療法です。薬や手術を用いず、背骨や骨盤、頭蓋骨のゆがみを調整し、神経と筋肉の働きに調和を取り戻し、人間本来の自然治癒力を向上させることで、症状の根本改善を図ります。
背骨と健康の密接な関係
背骨の状態と健康状態のつながりは、古くから注目されており、医学の祖といわれるヒポクラテスは、「Look Well to the Spine for the Cause of Disease.(病気の原因を探すには、背骨をよく診てみなさい。)」という言葉を残しています。カイロプラクティックは、この古来からの知恵を、現代によみがえらせたものといえるでしょう。
パーマー氏によるカイロプラクティックの提唱
パーマー氏
カイロプラクティックの創始者D.D.パーマー氏が治療を行っている様子。
カイロプラクティックは、100年以上前に、アメリカのD.D.パーマー氏によって始められました。薬や手術を使わずに、身体の不具合を治す方法を探していたパーマーは、ある耳の聞こえない黒人の身体を観察するうちに、背骨の配置の異常に気がつきました。そこで、その背骨を矯正したところ、驚いたことに、急に耳が聞こえるようになりました。その発見を発展させて、カイロプラクティックの理論をつくり上げました。
カイロプラクティックの原理
カイロプラクティックの原理は以下の通りです。
①人間の身体には、脳や神経、血管やリンパ液の循環などによって作られた、精密で強力な「健康維持システム」が、生まれながらに備わっている。このシステムが正常に働いていると、自然治癒力が最大限に発揮され、健康を維持し、病気にかからずにいられる。
骨や筋肉のズレ、特に、背骨や骨盤のゆがみは、このシステムの働きをを低下させる。そうすると、自然治癒力が十分に発揮できなくなり、その結果さまざまな不調和や、不快な症状が出てくる。
③不調和や不快な症状は、原因ではなく結果である。そのため、不快な症状を、薬や手術で取り除くだけでは、健康を取り戻すことはできない。
④不調和や不快な症状のおおもとは、「弱った健康維持システム」なのだから、健康維持システムを回復することが、健康を取り戻すためには必要である。
骨や筋肉のズレを矯正し、血液やリンパ液の循環システムを活性化すると、神経機能が回復し、健康維持システムが正常に働き始める。そして、自然治癒力が発揮され、健康体を取り戻せる。
カイロプラクティックには、多くの施術体系がありますが、筋肉や骨のゆがみ・ズレを調整して神経系を回復させ、健康維持システムを正常化して自然治癒能力を発揮させる、という考え方は共通です。
また、カイロプラクティックは、西洋医学(病院)での治療と相反するものではありません。急性の症状や疾患、特に生命に危険のある状態では、従来の医学による、救急治療が必要です。カイロプラクティックは、従来の医療を補い、薬や手術に依存し続けることなく、健康を取り戻し、維持するためのものです。
効果と安全性を求めてさまざまな手法が考案されました
パーマー氏による発明以降、より有効で安全な施術方法を求めて、いろいろな治療法が考え出されました。
いくつかの例を挙げますと、
① ディバーシファイド・テクニック
いわゆる、ボキボキするカイロプラクティックです。患者さんの身体をねじり、瞬間的な圧力をかけて矯正します。
② アッパー・サービカル(上部頚椎)テクニック
特殊なテーブルを用いて、瞬間圧で、首の一番上の骨を矯正します。矯正するのはそこだけです。
③ ガンステッドテックニック
背骨の配置を分析し、もっとも影響を与えている「ズレ」(メジャー・サブラクセイション)を見つけ出し、瞬間圧で矯正します。何種類かのベッドを使いわけます。
④ トムソン・テクニック
いろいろな部分が、ばたんばたんと落ちる、特別なテーブル(ベッド)を使って、身体のいろいろな部分を矯正します。物理的な慣性の力を使って、瞬間圧で矯正します。
⑤ アプライド・キネシオロジー
筋力検査や反射テストで、調整すべき部分を調べ、筋肉の強さを調整することで矯正を行います。SOT調整法をはじめとして、他の多くのテクニックに応用されています。
⑥ SOT調整法(デジャネット・テクニック)
しばカイロプラクティックで使う治療法です。「仙骨後頭骨テクニック」の意味です。三角ブロックを使って、瞬間圧を使わず、患者さん自身の体重と呼吸による反射によって、ソフトに安全に矯正を行います。脳と神経の栄養循環を重視しており、脳脊髄液の流れを整えます。
他にも、ローガン・ベイシック・テクニック、ピアーズ・テクニック、アクチベーター・テクニック、など、多くの手法が考案されています。
有効性の報告と法制化
今日、カイロプラクティックは、世界80ヶ国以上に広まり、多くの先進国で、カイロプラクティックの有効性が、公式に報告されています
報告書の例:ニュージーランド政府報告(1979年)、マンガ報告(1993年&1998年)、米国AHCPR「成人の急性腰痛治療ガイドライン」(1994年)、米国政府RAND研究所報告(1997年)、ケベック州むち打ち症報告(1995年)、カナダ、オンタリオ州政府調査報告(1993年)、英国医学研究調査委員会報告(1993年)
国連の世界保健機関(WHO)では鍼灸とならび認められている国際的治療法です。アメリカやイギリスなど34の国と地域で法制化されていますが、日本国内では法制化されておらず、無認可手技療法のひとつとして取り扱われています。

ボキボキしない画期的なカイロ、SOT調整法の発明

ボキボキしない画期的な手法の発明
デジャネット博士
SOT調整法の創始者デジャネット博士
より有効な方法を求めて、さまざまな手法が考案されましたが、そのほとんどは、急激な圧力(スラスト)を用いて、骨をボキボキするものでした。
ところが、1979年、デジャネット博士によって、ボキボキしない、安全で画期的な全身治療法、SOT調整法が完成されました。
瞬間的な圧力や力を全く使わないため、きわめて安全性が高く、また、幅広い適応範囲を持つ、画期的な治療法です。
エンジニアからカイロプラクティックの世界へ
優れたエンジニアであったデジョネット博士は、若くして、不幸にも職場で大やけどを負い、仕事のできない身体になってしまいました。その彼を救ったのがカイロプラクティックでした。なんと、カイロプラクティックによって、薬も手術も用いず、身体を動かすのも難しい状態から、全快したのです。
それを期に、彼は、自分自身も、カイロプラクティックの施術と研究に一生を捧げることを決心しました。
五十数年間の研究によってSOT調整法を完成
デジャネット博士は、私財をなげうって、五十数年間の研究と臨床を行い、「なぜカイロプラクティックは有効なのか?、そして、もっと安全で有効な治療法はどのようなものなのか?」を追求し続けました。
デジャネット博士
施術中のデジャネット博士
そして、1979年、ボキボキしない、痛みがない、安全で、患者さんに無理をかけない、画期的な全身治療法、SOT調整法(仙骨後頭骨調整法)を、ついに完成させたのです。
他の手法では難しい、危険性のある症状でも安全に施術します
しばカイロプラクティックは、この仙骨後頭骨調整法を採用しています。無痛で安全、しかも効果の高い最新のカイロの治療法です。
腰痛、坐骨神経痛、ヘルニア、頚椎ヘルニア、狭窄症
腰痛坐骨神経痛ヘルニア頚椎ヘルニア脊柱管狭窄症の、激しい痛みにお悩みの方、画像診断でヘルニア脊柱管狭窄症と診断され手術を勧められている方、注射や手術無しに痛みが消え、ヘルニアが消えた例がたくさんあります。
頑固な肩こり、背中のはり、しっくりこない慢性の腰痛
頑固なコリや慢性の腰痛でお悩みの方、シップのいらない身体を取り戻しましょう。
胃腸の不調、自律神経の乱れ
胃腸の不調(便秘や下痢、胃弱、胸やけ)、めまいや冷え性、不眠や動悸、などでお悩みの方、元気で軽やかな身体を取り戻しましょう。
関節痛、リウマチなどの慢性症状、運動障害
変形性膝関節症でひざが痛い方、リウマチで、手足の痛みが厳しい方、症状が和らいだ例がたくさんあります。
しばカイロプラクティックの、ボキボキしない安全なカイロ(SOT調整法)を、ぜひお試しください。
よくある疑問1 「カイロプラクティックはボキボキするから危ないのではないか?」

厚生労働省によって、カイロプラクティックの一部の危険な手技(ボキボキする方法)を禁止する必要がある、との通知が、各都道府県あてに出ています。(平成3年6月28日 医事第58号)
≪一部の危険な手技の禁止≫
カイロプラクティック療法の手技には様々なものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頚椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること。

しばカイロプラクティックでは、頚椎(首)に限らず、「危険な手技」である急激な操作(スラスト)は一切用いません。ご安心ください。

よくある疑問2 「カイロでやけどの重い後遺症が治った、というのは驚きだが、どのようにしたのか?」

デジャネット博士は、仕事ができなくなるほどの大やけどを負ってしまいましたが、あるカイロプラクターの施術で、完治しています。どんな施術だったのだろうと、私も思うのですが、そのカイロプラクターの名前も、治療の記録も残っていません。

やはり、本場アメリカのカイロプラクティックの厚みは、なかなかのもののようです。

よくある疑問3 「カイロはなぜ有効なのか?と言う問の答えは出たのか?」

優れたエンジニアであり、分析家であったデジャネット博士は、単純に骨を動かせば病気が治る、と言うものではないことに、早くから気がついていました。彼は、身体のゆがみが、ある規則に従っていること、その「ゆがみのパターン」に応じて身体の各部分に障害が現れ始め、症状が固着するにつれて、後頭骨に「しこり」が現れることを発見しました。そのゆがみとしこりのパターン、そしてそれを解消する方法を50年以上研究し続け、SOT調整法を完成させたのです。

この「しこり」と、身体の「ゆがみのパターン」に、変化を起こすことができたとき、そしてその時にのみ、カイロプラクティックの効果が現れるのです。

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